クラリネット記事
マイケル・コリンズ on The Clarinet vol.56 カバーストーリー

Michael Collins マイケル・コリンズ

イギリスのクラリネット界をけん引するマイケル・コリンズ氏が、ヤマハホールに初登場。リサイタルを翌日に控えた6月29日にインタビューを敢行した。
8歳でクラリネットを始めた同氏は、16歳のときBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーコンペティションで優勝、22歳のときにはカーネギーホールでアメリカデビューを果たすなど、輝かしい功績をもつ。また、指揮者としても才能を発揮し、2010年にはシティ・ オブ・ロンドン・シンフォニアの首席指揮者に就任している。
そんな同氏と、今回通訳・翻訳を務めてくれたクラリネット奏者の鈴木生子氏は初対面にもかかわらず、すぐに打ち解け、クラリネット話で盛り上がった。
意外なことに、マイケル・コリンズ氏がヤマハホールのステージに立つのはこの日が初めてとのこと。その場で音を出すことはできなかったのだが、ヤマハホールの第一印象をこう語った。
「室内楽には最適なサイズですね。美しく暖かな音が出るだろうとイメージできましたし、また、マリンバに使う花梨の樹を客席の床に、壁にはギターで使うマホガニーを使用していると聞きました。明日のコンサートが大変楽しみです」。

Michael Collins マイケル・コリンズ

また、鈴木生子氏がどうしても聞きたかったという、「日本に紹介したいイギリス人のクラリネット作品」の問いについては、マイケル・コリンズ氏の想いが強く感じられ、話が永遠に続くのではないかと思うほどだった。まだまだ鈴木氏は聞きたいことがあったようだが、残念ながら時間切れとなってしまった。
マイケル・コリンズ氏の詳しいインタビュー内容は、ぜひ誌面で確認してほしい。

マイケル・コリンズ│ Michael Collins
8歳でクラリネットを始め、16歳でBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーコンペティションで優勝、22歳のときカーネギーホールでアメリカデビューを果たした。その後は現代を代表するクラリネットアーティストとして世界各国で活躍している。指揮者としても才能を発揮し、2010年にはシティ・ オブ・ロンドン・シンフォニアの首席指揮者に就任。2007年ロイヤル・フィルハーモニック協会の「インストゥルメンタリスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。シャンドス・レコードから最新作の「イギリス・クラリネットソナタ集vol.2」を含む数々のCDをリリース、いずれも高い評価を得ている。


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