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リッカルド・クロチッラ オーケストラとクレズマー音楽の二刀流 「いつかは日本でマスタークラスを」

The Clarinet vol.71

高名なズービン・メータが首席指揮者を務め、世界的マエストロが度々客演することでも知られる、イタリアの「フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団」。そこで活躍するのが首席クラリネット奏者のリッカルド・クロチッラ氏だ。一方で氏はクレズマー音楽の奏者としても世界中にファンを持つ。ユニークな活動を続ける氏にじっくり話を聞いた。 通訳: 奥田英之(クラリネット奏者)

イタリア伝統のメソッドで演奏の土台作りを完成

クラリネットを始めたきっかけを教えてください。
(クロチッラ以下C)
イタリアのパレルモで生まれましたが、5歳の時にジェノバに引っ越し、9歳のときに地元の吹奏楽団に入って演奏を始めました。最初はサックスを吹いていたのですが、ジェノバのニコロ・パガニーニ国立音楽院に入ろうとしたら、サックスの先生がいなかったんです。じゃあ、クラリネットにしようと。クラリネットはサックスと似ていましたから(笑)。
音はすぐ出せましたか?
C
もちろんです。最初は少し違和感がありましたが、すぐ慣れました。B♭管からバスクラやE♭クラに持ち替えなくてはいけない時も、最初に違和感がありますが、慣れれば吹けるでしょう?それと同じようなものです。
 

日本の楽器だから安心して吹き続けられる

現在使用している楽器を教えてください。
C
ヤマハのYCL-CSGⅢを使っています。マウスピースはダダリオのレゼルヴ エヴォリューション、リードはレゼルヴ・クラシックの3番、リガチャーはZac(ザック)です。
いつからヤマハのクラリネットを使い始めたのですか。
C
2003年に初めてカスタムSEを吹き始めました。それまではフランスの楽器を使っていました。ヤマハを使い始めてからは、楽器店に新しいヤマハの楽器が並ぶたびに試奏しています。以前日本に来たときにイデアルを購入したこともありました。
ヤマハの楽器の魅力はなんでしょう。
C
楽に吹けて、アクセントもつけやすく、しかも発音や音色がとても良いことですね。そして日本製で信頼できる。以前もCSGⅢを吹いていて、この楽器は2本目になります。もう3年間使っています。
 

通訳を務めてくれた奥田英之氏と

 

続きは本誌The Clarinet vol.71にてお楽しみください。

 

Profile
リッカルド・クロチッラ Ricardo Crocila
パガニーニ音楽院で学んだ後、カリアリ、ジェノヴァ、トリエステ、ローザンヌなどのオーケストラや歌劇場で活躍し、1996年からズービン・メータ率いるフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の首席を務める。またRAI国立、イスラエル・フィル、ローマ・セントチェチーリア管、ミラノスカラ座フィルなどでも演奏し、著名な指揮者との協演も多い。室内楽奏者としても多くの室内楽グループと協演し、カナダ、アメリカ、ロシア、日本などにツアーも行なっている。ズービン・メータ指揮フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団とモーツァルトの協奏曲を協演するなどソリストとしても活動し、S.グバイドゥーリナ作曲「Warum」の初演、様々なレーベルからの録音発表など幅広く活躍している。優れた音楽家として文化や平和に貢献した様々な人に贈られる「ガリレオ 2000賞」を受賞している。ダダリオリードアーティスト、クレズマーも演奏。





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