
スペインを始めとするヨーロッパで活躍しているホセ=ルイス・エステレスさん。演奏活動のほか、マスタークラスなどで世界中を飛び回ることの多いエステレスさんは、指導にも定評のあるクラリネット奏者だ。2019年の来日時に、所属オーケストラのこと、指導のことなどをうかがった。

高名なズービン・メータが首席指揮者を務め、世界的マエストロが度々客演することでも知られる、イタリアの「フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団」。そこで活躍するのが首席クラリネット奏者のリッカルド・クロチッラ氏だ。一方で氏はクレズマー音楽の奏者としても世界中にファンを持つ。ユニークな活動を続ける氏にじっくり話を聞いた

楽器に付けるだけで響きと音量を増幅させるアイテムとして、プロアマ問わず話題を呼んでいる『リーフレック』。その効果を確かめるべく、今回試奏をお願いしたのは、日本を代表するクラリネット奏者が名を連ねる「東京クラリネットアンサンブル」。

日本が世界に誇るサックス専門メーカー・柳澤管楽器が開発した最新リガチャー「Yany SIXS」。これまでにない画期的な構造で、昨年の発売以降、すぐさまプロ奏者のあいだでも話題となった製品だ。多彩なフィールドで活躍する若林愛さんも愛用者の一人で、その魅力について話を聞いた。

ウィーン放送交響楽団首席クラリネット奏者のヨハネス・グライヒヴァイト氏は、マウスピースとバレルの接続に従来使用されているコルクではなく、交換可能なOリングを採用したマウスピースを開発。同氏の師匠であるクラリネット界の巨匠ペーター・シュミードル氏をはじめ、フェルディナント・シュタイナー氏なども愛用している。グライヒヴァイト氏が作り出すマウスピースの魅力を語ってもらった。

1978年に結成し、常に日本のクラリネットアンサンブルをリードしてきた東京クラリネットアンサンブルが、結成42年で活動を停止することを発表。この日が最後のコンサートとなった。結成以降、全国各地でのコンサートやNHK-FMへの出演を続ける一方、1988年からは「華麗なるクラリネット・アンサンブルの世界」のタイトルで11枚のアルバムを続々と発表。

クラリネット吹きのみなさんは「憧れのプロ奏者と同じ音でクラリネットを吹いてみたい!」と、一度は思ったことがあるはず。 そこで今回はプロ奏者の使用楽器とセッティングを調査。 使っている理由や、そのプロ奏者が理想とする音色を持つプレイヤーについても訊いた。

ピエール・ブーレーズ、エリオット・カーターなど現代音楽の有名な作曲家たちから深く信頼され、数々の作品を初演したことで知られるのがアラン・ダミアン氏だ。今もマスタークラスで世界中を回り、現代音楽の真髄を広めている。クラリネット界の新時代を築いたといわれるダミアン氏の幅広い活動を支えるのは、音楽に対する鋭い洞察力と、優れた作品を次の世代に受け継いでいくという強い思いだった。

2019年9月5日、ヤマハミュージック名古屋店にてマスタークラス&ミニコンサートを行なうために、北京・中央音楽学院で教授を務めるワン・タオ氏が来日した。この日は現在、名古屋音楽大学で准教授を務める橋本眞介氏も駆けつけ、日中トッププレイヤーによる対談が実現。中国・日本のクラリネット事情や、ヤマハ・クラリネットの魅力などクラリネット談義に花が咲いた。

ミュンヘンで毎年開催されている「ミュンヘン国際音楽コンクール」は世界的にも権威があり、なかなか第1位が出ない超難関なコンクールとして知られている。そんな同コンクールの木管部門でクラリネット奏者が第1位を獲得したのは2008年のセバスチャン・マンツ氏。その後クラリネット奏者が第1位を獲得することはなかったが、2019年にクラリネット奏者としては11年ぶりの第1位をジョエ・クリストフ(Joë Christophe)氏が獲得した。

The Clarinet71号の付属CDでは、名曲の数々を様々なプロ奏者の演奏で楽しめます。ここでは、付属CDの各トラックを紹介するとともに、それぞれの音源が収録されているアルバムも紹介していきます。
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