フルート記事 楽器と私たちの間には何の境もない。フルートは人生そのもの
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THE FLUTE 140 Cover Story|ローナ・マギー

楽器と私たちの間には何の境もない。フルートは人生そのもの

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ピッツバーグ交響楽団首席フルート奏者のローナ・マギーさんが登場。音楽への向き合い方からコンサート前のリラックス法まで、さまざまな話が飛び出し……。

ローナ・マギー  Lorna McGhee

マウスピースやリードがないフルートは、楽器と私たちが直接つながって音楽を表現することができる——“楽器と私たちの間には何の境もない”という今回のサブタイトルには、そんなマギーさんの思いが込められている。日本初のコンサートのために来日したマギーさんは、8月に京都と東京で公演を行なった。プログラムを見ると、ヴァイオリンやピアノ、歌の曲が数多くラインナップされ、これは師であるウィリアム・ベネット氏の影響が大きいとのこと。「彼は『最高の泥棒』なんです!色々なところから、素晴らしい音楽を引き出してくるのです」と、ベネット氏について語っている。
一時期、音楽から離れて哲学を学んでいたこともあるというマギーさん。それだけに、曲や音楽そのものに対する理解がとても深く、また日本文化への造詣を感じさせる話も飛び出したりと、教養の幅広さが感じられるインタビューとなった。一つひとつの質問に丁寧に応じてくださる人柄の温かさもあり、フルーティストとして、また一人の女性としての彼女の魅力と素敵な雰囲気をお伝えしたい。

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