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第23回 インタビュー編《柴田俊幸~新しい価値観を、次の世代へ~》

THE FLUTE ONLINE 連載 「岩崎花保のハッピーフルートライフ」

みなさまこんにちは!フルーティストの岩崎花保です。今なお猛威を振るうコロナウイルスですが、世界を股にかけて活動をされている方々が受けた影響は計り知れません。今回のインタビューは、ベルギーを拠点とし、フルート奏者としてだけではなく演奏会の企画なども精力的に行われている柴田俊幸さんをお迎えしました。彼の豊かな発想力や活動のエネルギーはどこからくるのか、探っていきたいと思います。

行動力の萌芽

岩崎
柴田さんの演奏を初めて聞かせていただいたのは、今年の2月に開催された小倉貴久子さんの《フォルテピアノの世界》のコンサートでした。めちゃくちゃ色っぽい演奏をされる方なんだなぁと思ったのを凄く覚えています。
柴田
その色気で次の演奏会の満員を狙います(笑)。
岩崎
(笑)勝手なイメージで、柴田さんはハキハキされた方だと思っていたので演奏とのギャップがまた素敵でした。皆さんにはぜひリアルで聴いてほしいです!
柴田
コロナ禍でインターネットで動画を配信したり、演奏会を生放送する人が増えましたが、僕は生演奏派なんです。だから演奏動画はほとんどアップしていません。
岩崎
私はたくさん動画をアップしていますが、それでも生演奏に勝るものはないなぁと思います。
さて、既にいろいろなインタビューでお話をされているかと思いますが、改めて柴田さんのフルートとの出会いを教えていただけますか?
柴田
実家の押し入れにフルートが入っていたんです。母が昔チャレンジしようと買ったものなのですが、金属アレルギーのため吹くことができず、そのまま眠っていたのをもらいました。
岩崎
吹奏楽部で始めたわけではないんですね。
柴田
はい、中学までは運動部に所属してました。高校進学前にフルートにも興味が出てきたことを親に相談したところ、高校に合格したら新しく楽器を買ってもらえることになったので、頑張って受験勉強をしましたね。
岩崎
それで無事に合格してフルートも買ってもらったんですね。高校生の時の柴田さんはどんな感じでしたか?
柴田
フルートも練習していましたが、生徒会に参加したりしていました。
岩崎
柴田さん生徒会めっちゃ似合うなぁ……!
柴田
そうですか?理由はあまり覚えていないのですが、生徒会長がなぜか「学食で肉まんを販売する!」という公約のもとに当選してしまったので、どうにかして肉まんを売れないか奮闘していました。結局実現はできなかったんですけどね……。
岩崎
謎すぎます(笑)。でも、昔から行動力があるんだなあとわかるエピソードでした。

▶︎インタビューは、2ページ目に続きます

故郷の高松市で
故郷の香川県庁前で
 

柴田俊幸 Toshiyuki Shibata

柴田俊幸
柴田俊幸

香川県立高松高校卒業。大阪大学外国語学部中退。ニューヨーク州立大学卒業。奨学金を得てシドニー大学 大学院音楽学部研究生、ベルギー政府より奨学金を得てアントワープ王立音楽院修士課程、ゲント王立音楽 院上級修士課程を修了。これまでにフルート奏者としてブリュッセル・フィルハーモニック、ベルギー室内管 弦楽団、古楽器奏者としてラ・プティット・バンド、イル・フォンダメント、ヴォクス・ルミニス、ル・コンセール・ ロラン、そのほかの古楽アンサンブルに参加し、欧州各地で演奏活動を行なう。2019年には、B’Rock オー ケストラの日本ツアーにソリストとして参加。2019年発売の「C. P. E. バッハの フルートソナタ集」はレコード芸術19.11月号にて海外盤CD今月の特選盤に選出された。全米フルート協会 国際連絡委員を2014~17年に務め、アントワープの王立音楽院図書館・フランダース音楽研究所の研究員 として時代考証演奏法の研究、現在は 18~19 世紀のフランダースの作品の発掘、楽譜の校正と出版に携わる。 2017年より「たかまつ国際古楽音楽祭」の総合プロデューサー、芸術監督を務める。 ライターとして『音楽の友』『パイパーズ』『THE FLUTE』Webマガジン『ONTOMO』などに寄稿。趣味は讃岐うどん作り。

 

岩崎花保 Kaho Iwasaki

岩崎花保
岩崎花保

愛知県豊田市出身。
第15回日本クラシック音楽コンクール中学校の部全国大会第1位。
第61回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位。
第13回万里の長城杯国際音楽コンクール管楽器部門第1位をはじめ、様々なコンクールで入賞。
2012年豊田市文化振興財団より文化新人賞受賞。
小澤征爾音楽塾、浜松国際管楽器アカデミー、ロームミュージックファンデーション音楽セミナーに参加。
NHKのクラシック音楽番組「ららら♪クラシック」や「スコラ」などに賛助出演し、人材派遣の協力もしている。
学生時代から古楽の世界にも興味を持ち、トラヴェルソ奏者としても活動しているほか、朝♪クラ音楽ディレクター、コラムライター、コンサートの企画運営など、演奏以外の仕事もボーダーレスに行っている。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学を卒業。
同大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻を修了。
2019年より東京藝術大学管打楽科の非常勤講師として藝大ウィンドオーケストラの授業を担当している。

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