THE FLUTE ONLINE 連載 「岩崎花保のハッピーフルートライフ」

第24回 インタビュー編《オーケストラ奏者に聞く》vol.5 川口晃

みなさまこんにちは。フルート奏者の岩崎花保です。オーケストラで活躍されているフルート奏者にお話を聞いていくシリーズ、今回は札幌交響楽団の川口晃さんをゲストにお迎えしました。彼は藝大の学部と大学院の同期でもあります♪ 学生時代の思い出話やオーケストラのオーディションの心構えなど、たっぷりとお話を伺いました!

北海道での生活と仕事

岩崎
あきらに会うの、東京で開催された札響フルートカルテットの演奏会を聞きに行ったとき以来かな? めっちゃ久しぶりな感じする~!
川口
懐かしいね! あの時一緒に演奏していた高橋聖純さんと野津雄太さんはその後退団されたから、僕が入団してからフルートセクションはだいぶ変わったよ。最近後輩の福島さゆりちゃんも入団して、首席不在の2人体制でやっています。
岩崎
入団してどれぐらい経ったんだっけ?
川口
2018年の7月に正式入団なので、丸3年経ちました。入団時はセカンド・ピッコロだったけど、今は副首席をさせてもらっています。
岩崎
ひえ~もうそんなに経ったのか! そういえば、一緒にフランス遊びに行ったのも2018年だ。同期の満丸彬人(名古屋フィルハーモニー交響楽団フルート奏者)が留学から帰ってくる直前に行かなきゃ!ってなってかなり弾丸で遊びに行ったんだよね。あれ楽しかったな~。
川口
卒業旅行っぽかったよね。今は海外に行くことのハードルがものすごく上がってしまっているから、行けるときに行っといてよかった!
岩崎
ほんとそうだよね。北海道は住んでみてどうですか?
川口
故郷も雪国なので、雪ではあんまり困らないかな? ちょっと寒すぎるけど(笑)東京と違って道も建物の規模も大きいし、人々もおおらかで、なにより食べ物がおいしい! 住みやすくて気に入っています。
札響は北海道全域をカバーしているので、ツアーでの移動は大変ですが(月10000kmくらい走ることも……移動は基本、車です)毎回、広大な自然を満喫しています。
コロナが落ち着いたら遊びに来てね!
岩崎
是非!! さてさて、改めてフルートとの出会いなど教えていただけますでしょうか?
 

▶︎インタビューは、2ページ目に続きます


川口晃 Akira Kawaguchi

川口晃
川口晃

石川県金沢市出身。12歳よりフルートをはじめる。東京藝術大学を経て同大学院修了。第61回全日本学生音楽コンクール大阪大会第2位、第18回コンセールマロニエ21入選など。これまでにフルートを山下共子、田代真佐子、神田寛明、萩原貴子、斎藤和志、野津臣貴博の各氏に師事。室内楽を寺本義明、和久井仁、高木綾子、十亀正司の各氏に師事。ミシェル・モラゲス、ラファエル・レオーネ(ピッコロ)のマスタークラスを受講。
東京や金沢を中心に、全国各地のオーケストラへ客演するなど研鑽を積み、2018年7月より札幌交響楽団フルート奏者。2019年11月より同副首席奏者。

 

岩崎花保 Kaho Iwasaki

岩崎花保
岩崎花保

愛知県豊田市出身。
第15回日本クラシック音楽コンクール中学校の部全国大会第1位。
第61回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位。
第13回万里の長城杯国際音楽コンクール管楽器部門第1位をはじめ、様々なコンクールで入賞。
2012年豊田市文化振興財団より文化新人賞受賞。
小澤征爾音楽塾、浜松国際管楽器アカデミー、ロームミュージックファンデーション音楽セミナーに参加。
NHKのクラシック音楽番組「ららら♪クラシック」や「スコラ」などに賛助出演し、人材派遣の協力もしている。
学生時代から古楽の世界にも興味を持ち、トラヴェルソ奏者としても活動しているほか、朝♪クラ音楽ディレクター、コラムライター、コンサートの企画運営など、演奏以外の仕事もボーダーレスに行っている。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学を卒業。
同大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻を修了。
2019年より東京藝術大学管打楽科の非常勤講師として藝大ウィンドオーケストラの授業を担当している。

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