THE FLUTE ONLINE 連載 「岩崎花保のハッピーフルートライフ」

第25回 インタビュー編《フルートのいろいろな仕事》vol.2 坂本圭

みなさまこんにちは! フルート奏者の岩崎花保です。フルートのいろいろな仕事について紹介をするインタビューシリーズ、第2回目はスタジオレコーディングで大活躍されている坂本圭さんにお話を伺いました。フルートだけではなく、様々な笛を演奏されている圭さん。筆者も古楽器を演奏しますが「楽器を持ち替える」というのはそんなに簡単なことではありません……!どのような努力をされて今に至るのでしょうか。

フルートを始めたきっかけ

岩崎
圭さんはいつフルートを習い始めたんですか?
坂本
小学4年生の時です。私には姉がいるのですが、先に姉がフルートを習っていて私も吹いてみたい!と思いました。でもその時まだ小学2年生で身体も小さく、楽器が持てなかったのでまずは同じ先生にリコーダーを習うことになったんです。リコーダーでコンクールに出場したりもしていましたよ。
岩崎
フルート奏者で、小さい頃リコーダーが好きだったという方はたくさんいらっしゃいますが、小2から習っていたというのはとても早いですね!しかもコンクールまで……!フルートが持てるようになったときは嬉しかったですか?
坂本
はい、フルートのレッスンを始めると同時に楽器も自分用の物を両親が購入してくれました。ピカピカのフルートが本当に嬉しかったです!
岩崎
中学は吹奏楽部に入られたのでしょうか?
坂本
そうですね。コンクールに打ち込んだりと仲間と楽しく活動していたのですが、高校に音楽で進学したいと思うようになり、個人レッスンとの兼ね合いで中学2年生の途中で退部しました。部長をやらないかという話が出るぐらい吹奏楽は好きだったので、その時はとても寂しかったのを覚えています。
 

▶︎インタビューは、2ページ目に続きます


坂本圭 Kei Sakamoto

坂本圭
坂本圭

桐朋学園大学音楽学部フルート科卒業。同研究科修了。様々な演奏活動を経て、現在はスタジオプレイヤーとしてフルートをメインに世界中の笛を演奏し、映画、ドラマ、アニメ、ゲーム、CMなど、国内外問わず年間200作品以上に参加。その他、オーケストラ、ミュージカル、ストレートプレイ、アーティストのステージサポート、ドラマ出演など活動は多岐にわたる。
​また、笛アンサンブル『遊笛』メンバーとして全国各地の教育機関にて、子ども達に笛の楽しさや音楽の素晴らしさを伝える活動を行なっている。

 

岩崎花保 Kaho Iwasaki

岩崎花保
岩崎花保

愛知県豊田市出身。
第15回日本クラシック音楽コンクール中学校の部全国大会第1位。
第61回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位。
第13回万里の長城杯国際音楽コンクール管楽器部門第1位をはじめ、様々なコンクールで入賞。
2012年豊田市文化振興財団より文化新人賞受賞。
小澤征爾音楽塾、浜松国際管楽器アカデミー、ロームミュージックファンデーション音楽セミナーに参加。
NHKのクラシック音楽番組「ららら♪クラシック」や「スコラ」などに賛助出演し、人材派遣の協力もしている。
学生時代から古楽の世界にも興味を持ち、トラヴェルソ奏者としても活動しているほか、朝♪クラ音楽ディレクター、コラムライター、コンサートの企画運営など、演奏以外の仕事もボーダーレスに行っている。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学を卒業。
同大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻を修了。
2019年より東京藝術大学管打楽科の非常勤講師として藝大ウィンドオーケストラの授業を担当している。

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登場するアーティスト

坂本 圭
Kei Sakamoto

桐朋学園大学音楽学部フルート科卒業 数々の演奏活動を経て、現在は日本を代表するスタジオプレイヤーとしてフルートをメインに世界中の笛(リコーダー、オカリナ、ティンホイッスル、篠笛、ケーナ、笛子など)を自在に操り、年間260本以上の映画、ドラマ、アニメ、ゲーム、CMなどの劇中音楽を演奏。その明るく多彩な音色と幅広い表現力に多くの作曲家から信頼を得ている。 また、笛アンサンブル『遊笛』メンバーとして全国各地の教育機関にて、子ども達に笛の楽しさや音楽の素晴らしさを伝える活動を行なっている。

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