第30回 インタビュー編 ゲスト中野一麻～お父さんの残した楽器～
皆さまこんにちは。フルート奏者の岩崎花保です。2019年から担当をしているこちらの連載もおかげさまで4年目に突入いたしました。この場をお借りして、いつも記事を楽しみにして下さっている読者の皆様と、THE FLUTE ONLINE編集部に厚く御礼申し上げます。これからも皆様のフルートライフが少しでもハッピーになるよう頑張りますので、お付き合いいただけましたら幸いです。
前置きが長くなってしまいましたが、記念すべき第30回目のゲストには、フルート奏者の中野一麻さんをお迎えしました。お父様の故・中野富雄さんの形見でもあるGis-openの楽器のことを中心に、お話を伺いました。
動画でもGis-openについて詳しくお話いただきました。是非あわせてご覧ください。
2010年頃だと最後の門下生ですね。学校で車椅子を押して下さったりもしたと伺っています。ありがとうございました。
▶︎インタビューは、2ページ目に続きます
中野一麻 Kazuma Nakano
東京都出身。東京都立芸術高等学校音楽科フルート専攻を経て、武蔵野音楽大学ヴィルトゥオーソ学科フルート専攻を首席で卒業。第11回大阪国際音楽コンクール木管楽器部門Age-H 第1位、高槻市長賞を受賞。第64回全日本学生音楽コンクール東京大会フルート部門高校生の部入選。中野富雄、岩間丈正、斎藤和志、高木綾子、白尾隆、有田正広の各氏に師事。現在はフリーのフルート奏者として国内のオーケストラなどへ客演するほか、劇伴のレコーディングや吹奏楽指導など活動は多岐にわたる。
中野富雄 Tomio Nakano
1951年5月12日生まれ。福島県郡山市出身。東京藝術大学及び大学院修了後渡独しベルリン芸術大学を首席で卒業。湯川和雄、吉田雅夫、金昌国、H.ペーターシュミッツの各氏に師事。1974年第45回日本音楽コンクール入選、1981年プラハの春国際フルート・コンクールでディプロマ賞受賞。東京藝術大学大学院在学中の1977年より東京フィルハーモニー交響楽団に在籍、86年まで首席奏者として活躍。1987年～2011年までNHK交響楽団の首席奏者を務める。2013年8月4日永眠。
岩崎花保 Kaho Iwasaki
愛知県豊田市出身。
第15回日本クラシック音楽コンクール中学校の部全国大会第1位。
第61回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位。
第13回万里の長城杯国際音楽コンクール管楽器部門第1位をはじめ、様々なコンクールで入賞。
2012年豊田市文化振興財団より文化新人賞受賞。
小澤征爾音楽塾、浜松国際管楽器アカデミー、ロームミュージックファンデーション音楽セミナーに参加。
NHKのクラシック音楽番組「ららら♪クラシック」や「スコラ」などに賛助出演し、人材派遣の協力もしている。
学生時代から古楽の世界にも興味を持ち、トラヴェルソ奏者としても活動しているほか、朝♪クラ音楽ディレクター、コラムライター、コンサートの企画運営など、演奏以外の仕事もボーダーレスに行っている。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学を卒業。
同大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻を修了。
2019年より東京藝術大学管打楽科の非常勤講師として藝大ウィンドオーケストラの授業を担当している。
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