フルート記事
THE FLUTE vol.186│アンケートに答えていただきました!

フルーティストが語る魅力いっぱいのフルート

日本フルート普及推進協議会(以下JFPA)が制定した「2月10日=フルートの日」が、一般社団法人 日本記念日協会の審査を通り、2019年に正式に記念日として登録されました。
本誌186号を発売するのも2月10日。そこで、今回はフルーティストのみなさんに、「フルートとは?」などアンケートを実施しました。

アンケート項目
①あなたが考えるフルートの魅力とは?
②あなたにとってフルートとは?

阿部麻耶
(フルートアンサンブルFIORE)
 
パウエル:ハンドメイド14K
ヘインズ:ハンドメイドシルバー

変幻自在な音色ときらびやかな音
分身

 
阿部礼奈
(フリーランス奏者)
 
パウエル:19.5K

息が直接音になるのでまるで歌っているように音楽がつくれることや、多彩な音色の変化
苦楽を共にした相棒

 
安藤史子
(いずみシンフォニエッタ大阪 神戸女学院・同志社女子大学講師)
 
ムラマツ:PLATINUM +9KGold/パウエル:19.5KGold

フルートの魅力はやはり美しい音色だと思いますが、自分の息を吹き込み音を紡ぎだしていくという生命力を感じることができる楽器です
私にとって音楽を楽しんで奏でる手段ですが、フルートに出会えたことで、多くの経験や人との大切な繋がりができました。挫折も何度も味わいましたが人生の大半をこの楽器と共に過ごしましたので、フルートのない生活はもはや考えられないですね

 
飯島和久
(上野学園大学短期大学部 教授、甲斐清和高等学校音楽科 非常勤講師)
 
YAMAHA:YFL-984B MV(メルヴェイユ)

人間の声に近く、感情表現や息遣いなどを表現できることが魅力です
自分の感情を音楽に変換できるツールだと思います

 
飯島 諒
(沖縄県立芸術大学 助教)
 
YAMAHA:イデアル YFL-997CH

オーケストラでは管楽器の中で一番高い音域を担当するので華やかな表現を、そしてソロでは力強い表現やしなやかな表現等、自在に変化をつけられる楽器だと思います
他の木管楽器と違い、リードを使わずに自分の口のみで音を出すため、より声に近い表現が可能なような気もします。特殊管でない限り持ち運びがコンパクトなところも良いですよね
もはや体の一部のような気がします。フルートはどうしても女性の奏者が多く、楽器の表現としても女性的な部分が多くありますが、男性の奏者ならではの野太く力強い表現も自在で、演奏していて楽しくなります

 
一戸 敦
(元読売日本交響楽団、武蔵野音大非常勤講師)
 
ムラマツ:管体14K

明るく天真爛漫
よく分からない! 多分人生そのもの

 
井出朋子
(フェリス女学院大学専任講師、武蔵野音楽大学非常勤講師)
 
ムラマツ:18KRCA+Lafin

芸術の素晴らしさ、感動する心を導いてくれるもの。いつも楽しさを見出だせるもの
自分のこれまでの軌跡と、これからの未来

 
井上登紀
(大阪フィルハーモニー交響楽団フルート奏者)
 
パール:フルートオペラ(シルバー)/アキヤマフルート(巻き管シルバー)、ルイ・ロット(洋銀)

自分自身の息がそのまま音になって偉大な作曲家の残してくれた曲を楽しめるところ
生きがいです!

 
今井貴子
(フリーランス奏者)
 
アベル:木管ハンドメイド/ブランネン・クーパー:ハンドメイドシルバーXマンケ頭部管

花鳥風月をそのまま表したような音色
潜在意識の彼方に閉じ込められた言葉をも紡ぎ出す魔法

 
©Ayane Shindo
岩崎花保
(東京藝術大学音楽学部管打楽科非常勤講師)
 
ムラマツ:14K メカニズム9K H足部管 インライン

自分の気持ちがそのまま音になり、表現できるところです。あとは見た目の美しさも魅力だと思います。私は見た目に一目惚れをしてフルートを習い始めました(笑)
生きていく上で必要不可欠なものです。フルートで悩むことも今までたくさんありましたが、結局自分の心を癒してくれるのもフルートなので、一生吹き続けるんだろうなぁと思っています。楽器というよりは相棒です!

 
江戸聖一郎
(アンサンブル・リュネット、 ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団)
 
パール:14K製 Maesta 頭部管Calore

もちろん音も好きですが、息を吹き込む吹奏感やキィを押さえる手の感触も好きです
フルートは自分自身を映す鏡のような存在です

 
大熊克実
(フリー奏者、アレクサンダー・テクニーク教師)
 
ムラマツ:18K

音色もいろいろ作れて目立つ役割が多く表現豊かなところ
相棒!

 
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