フルート記事
THE FLUTE vol.196 特別企画

第21回 日本フルートコンヴェンション in KAWASAKI 2023

第21回日本フルートコンヴェンション in KAWASAKI 2023は、8月18日(金)~20日(日)に神奈川県川崎市にある昭和音楽大学で開催されました。2021年には大阪で開催が予定されていたフルートコンヴェンションですが、コロナ禍で残念ながら中止となり、4年ぶりの開催となりました。
来場者数は1,238人。久しぶりのコンヴェンションとあって、初日から多くのフルート奏者や愛好家が参加し、熱く楽しく、濃密なフルート三昧の3日間を過ごしました。THE FLUTE編集部は3日間の密着取材を敢行! 昭和音楽大学内にある音響のすばらしいホール「テアトル・ジーリオ」「ユリホール」をはじめとした各教室にお邪魔しました。

写真:一般社団法人日本フルート協会 提供/編集部

8.18 Friday

1 オープニングセレモニー&オープニングコンサート

●開会のあいさつ:酒井秀明(日本フルート協会会長)、簗瀬 進(昭和音楽大学学長)、甲藤さち(実行委員長)
オープニングセレモニーの「開会の挨拶」では「一生懸命準備してきた。精一杯楽しんでいただきたい」と酒井秀明氏、「音楽を愛する人がこんなにも集まってくれた」と喜びを語る簗瀬進氏、「(これまでフルート界に尽力された奏者のご逝去を受けて)亡くなった先生方の意志を継承していきたい」と甲藤さち氏。

 

●昭和音楽大学フルートアンサンブル[出演]藤田真頼(Cond)、ソロ:丸田悠太(Picc)

●アンサンブル・アミティエ「JAKO」[出演]酒井秀明/中野真理/東條茂子/飯島 諒/ソヨン・リ/ジュヒ・リ/エスター・リ/ティファニー・イン・リ/スジ・ユ/ハヨン・ソン(Fl)
藤田真頼氏の指揮、昭和音楽大学フルートアンサンブルの演奏でスタート。フレッシュではつらつとした演奏が印象的。ヴィヴァルディの『ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV443』では一つ一つの音が明瞭で美しい丸田悠太氏のソロも楽しめた。そのあとにはサプライズで、コンヴェンションのゲストプレイヤーと「アルルの女より『ファランドール』」の共演も。続いてアンサンブル・アミティエ「JAKO」の演奏。華やかで個々の個性も随所に引き立つ、安定感のあるアンサンブルで奏された。

 
 

次のページへ続く

[CLUB MEMBER ACCESS]

この記事の続きはCLUB会員限定です。
メンバーの方はログインしてください。
有料会員になるとすべてお読みいただけます。

1   |   2   |   3   |   4   |   5      次へ>      

フルート奏者カバーストーリー