THE FLUTE ONLINE 連載

石井希衣の教えて!コンテスタント 第4回|内山貴博

皆さま、こんにちは!フルーティストの石井希衣と申します。
今話題のフルーティストにお話を聞き、コンクールをいろいろな視点から探ってみよう!という企画、第4弾になります。
こういうインタビューをやってると、「コンクールのインタビューなんてまた…」って思われそうですが、いろんな音楽家たちのインタビューを通して、賞の獲り方を教えてもらうわけではなく(笑)、その人の音楽との向き合い方を垣間見ることができる、というのが一番の収穫だと感じています。
コンテスタントという言葉が良くないのかもしれませんが、コンテスタントも様々。誰かのインタビューを読んで、その言葉に頷けたとき、誰かの背中を押せたらいいな!と。
そして、今回のインタビューも収穫あるものになりました!

今回のゲストは、内山貴博さんです。学生音楽コンクールで中学生部門、高校生部門と第1位を受賞するなど学生の頃から脚光を浴び、その後も数々のコンクールで優勝、入賞を果たす内山さん。
いつも聴き手を魅了する音楽を奏でる内山くんから見る、「コンクール」とは?

第4回 インタビュー 内山貴博さん

これがきっかけで大学院の論文でホリガーのフルート作品を取り上げることになった
2017年アンサンブルノマドの公演で師匠木ノ脇道元先生と、共演したハインツ・ホリガー氏とフェリックス・レングリ氏
これがきっかけで大学院の論文でホリガーのフルート作品を取り上げることになった
 

両親がジャズのミュージシャンだったこともあり、部屋の大きなスピーカーからジャズのレコードがずっと流れているような環境で育った内山さん。
お父さんがビッグバンドでテナーサックスを吹いていて、何か管楽器をやらせたい!と思っていたそう。持ち替えで吹いていたというフルートが家にあったので、フルートをやらせて様子を見てみよう、と始めたそうです。

 

次のページへ続く
・インタビュー
・Q&A 内山さんに聞いてみた!

Profile
内山貴博
内山貴博
Takahiro Uchiyama
東京都出身。 東京藝術大学附属音楽高等音楽高等学校を卒業し、東京藝術大学入学後に渡仏。パリ地方音楽 院、 エコールノルマル音楽院を経て、パリ国立高等音楽院第一課程、同音楽院第二課程(修士課程)を修了。
日本音楽コンクール、日本管打楽器コンクール、全日本学生音楽コンクール、松方音楽賞、 オーレルニコレ国際フルートコンクールなどの国内外のコンクールで入賞。 ルツェルン国際オーケストラアカデミー、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトXVIIを修了。 現在、国内のオーケストラや、現代音楽アンサンブルなどに客演し、活動している。これまでに田村珠美、岩佐和弘、木ノ脇道元、堀井恵、工藤重典、高木綾子、 ミッシェル・モラゲス、クロード・ルフェーブル、ヴァンサン・リュカ、ソフィー・シェリエ各氏 にフルートを、ピエール・デュマイ氏にピッコロを師事。 また室内楽をランスロー・ハダディ、フィリップ・ベルノルド、棚田文紀、フィリップ・フェロー 各氏に師事。
石井希衣
石井希衣
Kie Ishii
福岡県出身。都築学園福岡第一高等学校音楽科卒業。桐朋学園芸術短期大学芸術科音楽専攻を経て、専攻科音楽専攻を第一位で修了。桐朋オーケストラアカデミー研修過程修了。東京藝術大学別科在学中。 これまでにフルートを梶原里美、宗美沙子、野口龍、高木綾子の各氏に、フラウト・トラヴェルソを菊池香苗氏に師事する。 第52回北九州芸術祭クラシックコンサート全部門グランプリ、県知事賞を受賞。第62回全日本学生音楽コンクール福岡大会奨励賞受賞。第25回日本木管コンクールフルート部門入選。つくばフルートコンクール2018 一般部門第1位と中野雄&若林暢賞、戸部謹爾賞を併せて受賞。 第19回日本フルートコンヴェンション in福岡 コンクールソロ部門第1位、吉田雅夫賞受賞。第88回 日本音楽コンクール フルート部門第2位。

次回更新もお楽しみに!

ご意見はザ・フルートの公式SNSのダイレクトメッセージ、またはアルソ出版のお問い合わせアドレスまでお送りくださいませ。
facebook Twitter mail

[CLUB MEMBER ACCESS]

この記事の続きはCLUB会員限定です。
メンバーの方はログインしてください。
有料会員になるとすべてお読みいただけます。

1   |   2      次へ>      

フルート奏者カバーストーリー