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ハーメルンは笛吹き│第7回

THE FLUTE vol.182

ハーメルン渡邊(渡邊哲夫)
国立音大フルート科卒。金昌国、故高橋安治、石原利矩の各氏に師事。合唱指揮を故H.Jコルロイター、齋藤指揮法を高階正光、オーケストラ指揮を故クルト・レーデル各氏に師事。83年OAGドイツ文化会館にて指揮リサイタルを行なう。フルート協会主催デビューリサイタルに出演。東京ゾリステン「コンチェルトシリーズ」に二度共演。1988年吹奏楽コンクールで足立区立東島根中を僅か6回の指導で金賞を獲得。2000年よりクレール木管五重奏団を主宰。2008年世界初正しいハーモニーを作るメソッド「これが差音だ」を完成。ヤマハ講師。自称蕎麦打ち名人。

さらに楽譜を読み解くカギ!

前回に続き3フレーズの中の重心となる音を見つける方法を考えてみましょう(12については前号を参照してください)。
音符には、前に出してあげる音と引っ込める音があります。前に出す音とは、重点となる音で、歌うべき音符です。引っ込める音とは、前に出す音を際立たせる黒子の役割と考えても良いでしょう。
それでは、前に出す音符とはどんな音でしょうか。それを見極めるポイントは次のとおりです。

〈重要ポイント〉
付点音符には[アクセント]が付く

ap、appoggiatura、アッポジャトゥーラ、倚音(いおん):重点音の代表選手。歌うべき音。
2つの音のスラーは頭が強い

重点音は下方の場合もある

今回取り上げる曲はバッハ=グノーの『アヴェ・マリア』です。
長い持続音で始まりますが、5~6小節にかかるスラーをクレッシェンドのように吹くのは通常でしょうが、あえてスラーをはずしピリオド奏法にしてみましょう。伴奏の16分音符が聴き取りやすくなりますよ。

(次のページへ続く)


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