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ハーメルンは笛吹き│第8回

THE FLUTE vol.183

ハーメルン渡邊(渡邊哲夫)
国立音大フルート科卒。金昌国、故高橋安治、石原利矩の各氏に師事。合唱指揮を故H.Jコルロイター、齋藤指揮法を高階正光、オーケストラ指揮を故クルト・レーデル各氏に師事。83年OAGドイツ文化会館にて指揮リサイタルを行なう。フルート協会主催デビューリサイタルに出演。東京ゾリステン「コンチェルトシリーズ」に二度共演。1988年吹奏楽コンクールで足立区立東島根中を僅か6回の指導で金賞を獲得。2000年よりクレール木管五重奏団を主宰。2008年世界初正しいハーモニーを作るメソッド「これが差音だ」を完成。ヤマハ講師。自称蕎麦打ち名人。

これで良いのか今の日本語

ちょうど昨年の8月号(6月発売)より「ピリオド奏法」から「差音」「アーティキュレーション」を経て演奏解釈まで辿り着いたところで、いよいよハーメルン渡邊本領発揮の分野へと乗り込もうとしております。
今回は耳障りな日本語を取り上げて「これで良いのか今の日本語」を読者の貴方に問うてみたいのです。
東京の東武東上線には読んで字の如し「成増」という駅があります。一方で「この商品は新品になります」という文章も散見され「ウッ? 中古品が届いたときには新品になるのか!?」と突っ込みたくなります。それならば“なります”は正しい使い方になります。しかしこの場合は変です(笑)。
一見して丁寧に感じてしまう「なります」を別のスマートな表現に例えると「この商品は新品でございます」とか「中古です」で良いのです。「一見丁寧なります」は、ストンと心に落ちてこない使い方だと思います。正しい使い方を見てみますと「もうすぐ夏になります」「参考になります」は合点(ガテン、NHKではガッテン)がいきますね。

(次のページへ続く)


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