第22回│とあるジャズ笛吹きの話
そういえば僕が何をしているかちゃんと書いたことがなかった気がするので、今回は少し普段の様子をお届け。土日の午後にデイ・タイムでライブをするお店もありますが、ジャズ・クラブでのライブは大体夜の7時から8時頃に始まります。スタートの30分~1時間にはお店がオープンするので、僕らミュージシャンは大体その1時間ほど前にお店に入ります。そこから軽く音出しをしたりしている間に、他のミュージシャンもゾロゾロとお店に集結するので、全員が揃ったところを見計らってリハーサル開始です。オーケストラだとリハーサルのさらに1時間前から会場に入るのは普通なことだそうですが、僕たちの場合リハの1時間前だとお店がまだ開いていなかったりするので、大体オープンの1時間前くらいからのリハが基本です。もちろん別日にじっくりリハをすることもありますが、スタート前のリハのときにその日演奏するすべての曲を把握してそのままライブを迎えるので、リハ時間の短さには時々驚かれる方もいるようです。
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片山士駿 (かたやま しゅん)
1995年千葉県出身。国立音楽大学ジャズ専修を首席で卒業、矢田部賞受賞。Manhattan School of Music 修士課程を修了。2015年、第46回山野ビッグバンドジャズコンテストにて最優秀ソリスト賞を受賞。フルート奏者の受賞は大会史上初。2016年、米国フルート協会 NFA主催 Jazz Artist Competition Winner Player に選出される。2018年、マンハッタン音楽院へ入学しニューヨークへと渡る。2020年、新型コロナウイルスの影響により日本へ帰国。都内を中心に、自己のリーダーカルテットや、浅利史花(gt), 壷阪健登(pf)と結成した“キリヱ”での演奏活動の他、文化放送70周年記念「朗読劇 WA-GEI 」、「映画『ルパン三世 カリオストロの城』シネマ・コンサート! and 大野雄二・ベスト・ヒット・ライブ!」等、様々なライブやレコーディングへの参加、TV 出演など、活動は多岐にわたる。これまでに池田篤、大澤明子、斎藤和志、Donny McCaslinの諸氏に師事。
主な共演歴:小曽根真、菊池ひみこ、佐山雅弘、山下洋輔、にゅうおいらんず等(敬称略)









