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桜舞-aube-が教える基本のキ

フルートをもっと楽しく吹くコツ



初心者でも何年フルートを吹いていても知りたい基本的な演奏テクニックは、フルートを楽しく吹くためにはとても大切。
129号は、THE FLUTEでもお馴染みフルートデュオ-aube-櫻舞と、関西を中心に活動するパフォーマンス・グループ アンサンブル・リュネットのみなさんに、フルートを今よりもっともっと楽しく吹くコツを教えてもらいました。

桜舞/リュネット写真

基本のキ
テクニック別アドバイス

 

 

基本のキ

独学で練習している方や、レッスンに通っている方、吹奏楽やオーケストラで活動している人など様々な形でみなさんフルートを楽しんでいらっしゃるでしょう。どんなところで吹いていても、何年吹いていても気になるのはフルートの基本的な奏法。今回は、フルートの扱い方、姿勢、持ち方などの基本的なことからなかなか気づけない悪い奏法などを、フルートデュオ櫻舞のお二人に解説してもらいます!

 

フルート
ポイント1楽器の名称を知ろう!
まずは楽器の各場所の名前を知りましょう。フルートは頭部管、胴部管、足部管の3つの管から成り立ちます。
ポイント2ケースから取り出して音を出す
山内
フルートのケースから取り出すところからはじめましょう。メーカーによっては裏表がわかりにくいケースもありますが、必ず表から開けます。まずは頭部管だけで音を出してみましょう。リッププレートに唇を当てますが、歌口を1/3ほど下唇でふさぎます。息の筋が三角形になって見えるのが理想ですね。アパチュア(唇の穴)を確認するのにストローを利用してみるのもいいです。フルートは瓶で音を出すのと同じ原理ですからね。頭部管で音が鳴らなければ、楽器すべてを組み立てた状態でも鳴りません。
ポイント3正しい位置を定める!組み立て方
白石 ケースをから取り出す時はキィのバランスが狂ってしまうので、なるべくキィを握らないようにします。組み立てる時はまずは胴部管と足部管をつなげ、そのあと頭部管を繋げます。この時のポイントは一方向にねじりながら繋げるようにすること。頭部管の歌穴の位置が胴部管のキィの中心で、足部管のパイプと一直線で結ばれるように組み立てます。正しい位置で組み立てられたらマニキュアなどで位置を印すのもいいですね。

フルート組み立て方
ポイント4ポイント左手!フルートの持ち方 腱鞘炎を起こさない!フルートの構え方

フルート持ち方
重心はどっち?立奏の姿勢
山内 立奏の時、足は左足を前にして、右足と斜め45度くらいで、肩幅ほど開きます。重心はどちらにかけてもいいでしょう。演奏するときに、歩くほど動いてはいけませんが、足が自由になるといいですね。必ずしもずっと真っ直ぐで同じ重心にしなくてもいいと思います。
白石 姿勢もそうですが、アンブシュアにおいても内側、外側、どの角度でも吹ける状態にすると良いです。音が鳴るしくみがわかればいくらでも吹けます。これは初心者の人にはできるようになってほしいです!
フルート立奏
楽器を長持ちさせる 掃除方法
白石 まず楽器を分解します。この時、管体をねじりながら抜きます。そして楽器のケースに一度しまい、掃除棒にガーゼを取り付けます。この時のポイントは掃除棒の先までしっかり巻き付けること。そうしないと掃除棒の先端が頭部管の中にある反射板に当たって傷を付けてしまいます。掃除棒もなるべく金属でないものにしましょう。足部管、胴部管の水滴はガーゼを巻き付けた掃除棒で拭きます。頭部管の掃除は特に念入りにやりましょう。中に水滴が残らないように、ねじりながら拭きます。掃除棒を抜いたときにガーゼの先端が綺麗な楕円形になっているとよく拭けている証拠です。水滴が残っていないか、最後にきちんと確認しましょう。
フルートの掃除

 

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フルートテクニックアドバイス







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