フルート記事

発表会はこの曲で…楽譜「FLUTE on Stage」

“発表会はこの曲で”という副題の通り、ジャンルや年代を問わない選りすぐりの名曲を集め、発表会やサロンコンサートで吹くのにピッタリな曲集『FLUTE on Stage』ができました。

掲載曲のうち、フルート&ピアノは、 初心者でも気軽に挑戦できて、簡単かつ美しいメロディを持つ2曲。2フルート&ピアノは、 デュエットを楽しみながら演奏できるアレンジになっています。模範演奏とマイナスワンCDが付いているので、 手にとってすぐに楽しむこともできます。

さらに、Special Contentsとして特別企画《キレイな音を奏でるために/アンサンブルのコツ/ステージを成功させる3つの力》、Pick Up アナリーゼ《雨の日と月曜日は》を掲載。
付録楽譜《メヌエット BWV116/ポロネーズ BWV1067/風のとおり道》もついた盛りだくさんな内容となっています。ここでは、曲集『FLUTE on Stage』の魅力をお伝えします!

 
 

掲載楽譜

《CD連動楽譜》

  • 庭の千草 / Traditional【Fl & Pf】
  • サリー・ガーデンズ / Traditional【Fl & Pf】
  • いつも何度でも / 木村 弓 作曲【2Fl】
  •  / 滝 廉太郎 作曲【2Fl & Pf】
  • 見上げてごらん夜の星を / いずみたく 作曲【2Fl & Pf】
  • 翼をください / 村井邦彦 作曲【2Fl & Pf】
  • 雨の日と月曜日は /  カーペンターズ R.Nichols & P. Williams 作曲【2Fl & Pf】

《付録楽譜》

  • メヌエット BWV116 / J.S.バッハ 作曲【2Fl】
  • ポロネーズ BWV1067 / J.S.バッハ 作曲【2Fl】
  • 風のとおり道 映画「となりのトトロ」より / 久石 譲 作曲【2Fl & Pf】

初心者〜中級者の方が発表会で演奏する人気曲をピックアップ。ソロでピアノと一緒に奏でたり、友人や先生と一緒に演奏してみましょう。
さらに、連動CDも充実! 模範演奏に加え、 ピアノ伴奏と、 1st抜きの演奏が入っているので、一人でも充分に楽しめます。

《CD index》

  • 庭の千草 1st:上田章代
  • サリー・ガーデンズ 1st:岡本 謙
  • いつも何度でも 1st:上田章代 2nd:岡本 謙
  •  1st:岡本 謙 2nd:上田章代
  • 見上げてごらん夜の星を 1st:岡本 謙 2nd:上田章代
  • 翼をください 1st:上田章代 2nd:岡本 謙
  • 雨の日と月曜日は 1st:上田章代 2nd:岡本 謙
  • 庭の千草 [ピアノ伴奏]
  • サリー・ガーデンズ [ピアノ伴奏]
  • いつも何度でも [1st抜き]
  •  [1st抜き]
  • 見上げてごらん夜の星を [1st抜き]
  • 見上げてごらん夜の星を [ピアノ伴奏]
  • 翼をください [1st抜き]
  • 雨の日と月曜日は [1st抜き]

 
 

読み応えアリ! 特別企画

楽譜とにらめっこしても良い演奏はできません! この曲集を使ってくれる人へ、より良い本番となるようにアドバイス。きれいな音で奏でられるポイント、アンサンブルのコツ、本番に強くなる方法などをお伝えします。

◼︎ キレイな音色を奏でるために

「きれいな音色」はフルートを吹く人なら誰もが憧れること。でも、自分の息を使って音色を作るフルートはなかなか思い通りの音が出ないことも多いでしょう。そこで、演奏CDの収録をしてくれた岡本 謙さんと上田章代さんが、曲を吹く前にまず「きれいな音」を出すための大事なポイントを教えてくれました。

Q1. どうしてもきれいな音が出せません。 きれいな音で演奏するためにしておくとよい練習方法を教えてください。

Q2. 低音域がスカスカの音しか出ません。 密度の濃いしっかりした音を出したいのですが、どのような息やカラダの使い方をすればいいでしょうか?

Q3. レガートの多い曲は息が続きません。息がすぐなくなってしまいますが、どうすれば息が長く続くようになるのでしょうか。……他

◼︎ アンサンブルのコツ

単音楽器のフルートは、他の楽器と演奏することでハーモニーが生まれます。フルート1本で吹くのも楽しいのですが、アンサンブルをすることによってより音楽が立体的になり、楽しさが倍増します。とはいえ、他の人とのアンサンブルには難しさもあります。ここでは“アンサンブルのコツ”をご紹介します。

◼︎ ステージを成功させる3つの力
「読譜力」「仕上げ力」「本番力」

発表会やコンサートなど人前で演奏を披露するなら、3つのポイントを押さえておきましょう。クラシックを演奏するには欠かせない楽譜を読む力“読譜力”、より質の高い演奏するための“仕上げ力”、演奏するときに最大限の力を発揮する“本番力”の3つです。ステージに立つ前に知っておきたいこと、普段の練習で心がけたいことなど、本番の演奏に役立つ知識をギュッと濃縮しました。

FLUTE on Stage
 
 

Pick Up アナリーゼ『雨の日と月曜日は』

掲載楽譜の中から『雨の日と月曜日は』を一曲まるごとアナリーゼ! 楽譜に書かれた細かい指示で、演奏がグンとよくなります。曲の理解をさらに深めましょう。

FLUTE on Stage
 
 

付録楽譜を楽しもう!

フルートの演奏会でよく演奏される曲をさらに掲載しました。フルート吹きならマスターしたいバッハの名曲にチャレンジしよう! また、誰もが知っているジブリの名曲「風の通り道」は、聞いても吹いても楽しい一曲です。

  • メヌエット BWV116 / J.S.バッハ 作曲【2Fl】
  • ポロネーズ BWV1067 / J.S.バッハ 作曲【2Fl】
  • 風のとおり道 映画「となりのトトロ」より / 久石 譲 作曲【2Fl & Pf】
 
 

参考演奏はプロ奏者のお二人!

今回、模範演奏を収録してくれたのはフルートアンサンブル“ザ・ステップ”で活躍中の岡本 謙さんと上田章代さんです。曲集では楽曲や本番の演奏アドバイスもいただきました。

岡本 謙

岡本 謙

香川県高松第一高等学校音楽科を経て、国立音楽大学を卒業。シエナ・ウインドオーケストラ、東京吹奏楽団にてピッコロ奏者を務める。現在はフリーとしてミュージカルのオーケストラ・プレーヤーを中心に演奏活動を行う。これまで『エリザベート』、『モーツァルト!』、『美女と野獣』、等、数多くのミュージカル作品にて演奏を行なっている。フルートアンサンブル“ザ・ステップ”、タッド・ウインドシンフォニーメンバー。

上田章代

上田章代

香川県出身。13歳よりフルートを始める。高松第一高等学校、東京芸術大学卒業。在学中、よんでん文化財団法人の奨学生に選ばれる。また東京芸術大学の校内選抜により第37回室内楽定期演奏会に木管四重奏で出演。ザルツブルクモーツァルト国際室内楽コンクール入賞。現在は、フリーランス奏者としてソロや、室内楽、また吹奏楽やオーケストラ、スタジオミュージシャンとして幅広く活動している。iTunesで配信中のLa Plage大人のためのフランス語入門6のBGMもフルートソロで勤めている。フルートアンサンブル“ザ・ステップ”、タッド・ウインドシンフォニーメンバー。

 
 

THE FLUTE 149号でさらに上達!

同時発売のフルート雑誌「THE FLUTE 149号」では、「FLUTE on Stage」より『花』の演奏アドバイスをお届けしています! ザ・フルート編集部が『花』を滑らかに、ステージ映えする演奏に仕上げるコツをご紹介。スケールや分散和音(アルペジオ)を練習しながら、曲にチャレンジしてみよう!

 
 

丸々一冊がフルートの本番で使える「FLUTE on Stage」。発表会にぜひ使ってみてくださいね!


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