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みんなの使用楽器・セッティング

マウスピース紹介 B♭クラ編

マウスピース

実に様々な種類が作られているバンドーレン社のマウスピース。今回も多くのモデルが挙げられ、さぞ混戦模様になるだろう……と思いきや、“5RVライヤー”、“B40”、“B40ライヤー”、“BD4”、“BD5”、以上5モデルで全体の8割以上をマークしてる。

 

ニック・キュックマイヤー氏謹製のマウスピース。カール・ライスター氏、ザビーネ・マイヤー氏、ヴェンツェル・フックス氏といった世界最高峰のクラリネット奏者たちが太鼓判を押す、その事実以上にこのマウスピースの性能を物語る言葉はないだろう。

 

“ワイファイ”ではなく“ウィー・アンド・フィー”が正しい読み方のWi&Fiは台湾発の新鋭メーカーである。
V-クォーツという水晶を用いた新素材を使用することで新境地を開いたマウスピースは、今世界各地でムーヴメントを巻き起こしている。

ヴィルシャー

40B
SP
WS
F44(E♭用)

2000年にドイツで発足した、比較的若いメーカーであるヴィルシャー。プロ奏者と機械・電子技術エンジニアに協力を受けることで、実践・経験と知識・技術の両翼での開発に成功し、理想的なマウスピースを製造するに至った。

リコスティーニ

RG ottoneモデル

こちらはイタリアのメーカー。国際コンクールで上位入賞した奏者が多く使っていたことで話題にもなっていた。

グライヒヴァイト

Wチェンバー(フレンチ)
Shornモデル・ジャーマンボア用
9-6

ウィーン放送交響楽団の首席クラリネット奏者であるヨハネス・グライヒヴァイト氏が立ち上げたマウスピースメーカー。ウィーン・フィルの首席奏者らが口々に頌するその性能は、製作者自身が一流のクラリネットプレイヤーであることも大きいのであろう。

ポマリコ

ダイアモンド ブライター

創業者であるC.ポマリコ氏は数多のオーケストラや室内楽で活躍をしてきたクラリネット奏者である。そんな彼が立ち上げたメーカー「ポマリコ」のマウスピースの特徴はなんと言っても「クリスタルマウスピース」。その名の通りクリスタルでできた透明のマウスピースは、ひと目見て印象に残るインパクトを放っている。

セルマー・パリ

ECHO
コンセプト

楽器本体も多く製作しているセルマー・パリ社は、クラリネットもさることながらサックスの製作においても強い力を持っており、そのノウハウを活かして作られたマウスピースも高い性能を確保している。

BG

B1

ドイツのマウスピースメーカーZinner社によるこのマウスピースは、一つひとつ丁寧に手作業で製作されている。

バックーン 

クリスタルマウスピース CG+
ヴォカリーズ G2

“ヴォカリーズ G2”は高い性能とお手頃な価格帯を備えた逸品である。職人としても教育者としても名高いリチャード・ホーキンス氏が製作に携わっていることもあり、幅広い年代、レベルの奏者が使うことができる。
そして“クリスタルマウスピース CG+”はガラス製の透明マウスピースであり、コラド・ジェフレディ氏が製作に全面協力、一つひとつ出来栄えをチェックしている高品質マウスピースである。

ビュッフェ・クランポン

RCR.5
ICON2

ビュッフェ・クランポン社のマウスピースについては、最初から付属している純正品を使用されている方も多く見られた。

H.ヴーリッツァー

3WZ

エーラー式クラリネットに特化する形で製造されたマウスピース。
エーラー式は現在主流のベーム式とは異なる機構を持つため、独自の仕掛けを使われる方が多かった。

番外編

当時楽器についていた木製マウスピース

木製のマウスピース……!? と一瞬動きが止まってしまったが、もともとのマウスピースは木製だったのである意味あって然るべきだ。
ちなみにご回答いただいた方が使用されていた楽器は「推定1930年製ユーベルのエーラー式」とのこと。

次ページはリガチャー編となる。
本体やマウスピース以上に様々なメーカー、モデルが挙げられており、回答者一人ひとりのこだわりや信念のようなものがうかがえた。

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