THE FLUTEオンライン記事:THE FLUTE 160号 Cover Story|アレーナ・ルゴフキナ
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「キーワードは『楽器を通して歌う』こと!」アレーナ・ルゴフキナ

THE FLUTE 160号 Cover Story

ロシアから英国王立音楽院に留学、ウィリアム・ベネット氏のもとで研鑽を積んだ若きフルーティスト、ルゴフキナさん。その人柄はとても朗らかで、インタビュー中も終始周りの人々をにこやかにさせてくれました。 そんな彼女は、日本人奏者との親交も深いそうです。世界中から生徒が集まってくるベネット門下では、日本人もたくさん学んでいます。その一人で、ルゴフキナさんと同時期に学んでいた南野香代子さん(現在ポルトガルのオーケストラで首席奏者を務めています)とは、現在も親しく交流しているのだとか。また、参加している木管五重奏アンサンブルでは、クラリネット奏者の橋本杏奈さんと共に活動しています。 そんな日本人奏者たちとの交流について、インタビューの番外編として語ってもらいました。

 

“大きな家族の一員”みたいなつながり

 

――
南野香代子さんとは、どんなふうに知り合ったのですか?
ルゴフキナ(以下L)
彼女とは、ベネット先生のサマースクールで出会いました。そのときにすごく意気投合して、すぐに仲良くなったんです。それと、同時期に王立音楽院に入学したことも大きいです。香代子は修士で入学して、私は大学のほうで入学したという違いはありましたが。それと、クーラウのコンペティションで一緒に演奏して、一等賞をもらったりもしましたね。彼女のいるポルトガルに行った時も、とても楽しい時を過ごしました。
――
ルゴフキナさんのFacebookにも、楽しそうな写真がたくさんアップされていましたね。
L
そうなの(笑)。ベネット門下の人たちというのは、単なる“門下生”という枠を超えて家族のような温かいつながりがあるんです。香代子と私も、大きな家族の一員みたいな感覚がありますね。
――
クラリネット奏者の橋本杏奈さんとも、木管五重奏のアンサンブルで一緒に活動されていますね。
L
彼女も含めて、アンサンブルのメンバー全員、ロイヤル・アカデミーに同時期に入学した同級生です。アンサンブルというのは、組んだと思ったらすぐに解散して……というところがあるものですが、私たちのアンサンブルは結成以来ずっと一緒に活動を続けているのが自慢です(笑)。今も、アンサンブルとしてどんどん成長しているのを感じます。
――
どんな曲目を演奏していますか?
L
木管五重奏の基本的なレパートリーであるタファネルやダンツィなどの曲もやりますが、現代曲を積極的に取り上げたりもしています。機会があれば、ぜひ皆さんにも私たちのアンサンブルの演奏を聴いていただきたいですね。

 

アテア木管五重奏団

橋本杏奈さんと一緒に活動する、アテア木管五重奏団。橋本さんほか、フィリップ・ハワース(Ob)、アシュリー・マイヤル(Fg)、クリストファー・ビーグルス(Hr)の各氏と王立英国音楽院在学中に結成。この9月には日本公演も行なった。

 

プロフィール
Alena Lugovkina
1989年モスクワに生まれ、6歳より英才教育で有名なロシア最高峰の 名門音楽学校「グネーシン記念モスクワ中等特別音楽学校」で10年間 (日本の小学校から高校に相当)フルートを学び、最高位の成績で卒業 後、英国王立音楽院に入学し、優秀な学生にしか与えられない奨学金 全額給付の権利を得て、ウィリアム・ベネットのもとでフルートを学ぶ。卒業 後、ギルドホール音楽院にてオーケストラコースのマスターを修了。 若くして、イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、スイス、オーストリア、スペイ ン、カナダ、デンマーク、日本及びロシアの各地で活躍し、輝かしい経歴を持つ。ソリストとして、モスクワ室内管弦楽団や、モスクワフィルハーモニー 管弦楽団、イギリスロイヤルアカデミー室内管弦楽団と共演し好評を博 す。これまでに、服部公益財団賞をはじめ、2006年に第5回ムラヴィンス キー国際コンクール特別賞受賞、2008年に第11回全英フルート協会コ ンクールで優勝。2009年に第13回フリードリヒ・クーラウ国際コンクール、 及びロイヤルアカデミーコンクールで優勝。 木管五重奏団「Atèa」のメンバーでもあり、2015年にはカール・ニール セン国際室内楽コンクールで3位入賞及びコンクール委嘱作品のベスト パフォーマンス賞を受賞。 

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