フルート記事
もうリーフレックなしで フルートを吹くことはありません

エミリー・バイノン×リーフレック

オランダ発、管楽器の響きと音量を増幅させるアイテムとして大きな反響を呼んでいる『リーフレック』。日本国内はもとより海外での認知度が非常に高く、世界各国の大物アーティストたちが当たり前のように装着している姿を多く目にする。オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席フルート奏者、エミリー・バイノンもその一人だ。

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エミリーさんがリーフレックを使うようになった経緯を教えてください。
ゴールドプレート
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エミリー
リーフレックは、同じオランダ出身のサックス、フルート奏者ハンス・カウトが発明したものです。管楽器のジョイント部分のせいで響きの振動が逃げてしまい、楽器全体が本来の響きを発揮できていないのでは、と疑問を持ったことが開発のきっかけだったそうです。そこで楽器の外側に何かを付けて響きを伝えることを考え、試行錯誤の末に誕生したのがリーフレックです。サックスのほかフルートのジョイント部分でも試したところ、大きな効果があることが分かりました。

開発経緯を熱心に説明してくれた彼の話を聞いて、私はリーフレックにとても興味が湧きました。一通り話を聞いて「ぜひ試してみたい」と即答したんです。リーフレックが音にどのような影響をもたらすのか、こればかりは実際に吹いてみないとわかりませんからね。

いざ付けて吹いてみてびっくり。試し終わった後、思わず興奮して、「これをこのまま置いていってくれない? これからずっと使うわ!」と言ってしまったほど。おそらくオランダで、プロフェッショナルプレイヤーとしては私が初めてリーフレックを採用したのではないでしょうか。それ以来、いつもこれを付けて演奏しています。

 自分の音がホールの奥まで飛んでいく、初めての感覚

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リーフレックを付けるとどのような効果がありますか?
エミリー
リーフレックを使うことによって理想の響きが作れるんです。レガートがスムーズになるし、全体の音域バランスも取りやすくなります。また、響きが増すことによって音のボリューム自体もアップしています。
私はゴールドプレートを使っていますが、それぞれに特徴のある多くのラインナップがあります。総金製(ソリッドゴールド)もありますが、お高いですよ(笑)。
もちろんオーケストラの演奏の際も付けていますよ。初めてリーフレックを付けてオーケストラで吹いたとき、音がホールの奥のほうへ飛んでいくのを実感しました。これまでは自分の音がそばで鳴っている感覚がありましたが、それを感じなかったのです。

 見た目以上の大きな効果

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エミリーさんにとって頼もしい存在なのですね。
エミリー
小さなパーツですが、とても大きな効果があります。もちろんすべての人が同じように感じるかどうかはわかりません。フルート以外にも様々な楽器に付けることができますが、それぞれの相性もあるでしょう。ただ、少なくとも私は今後リーフレックなしでフルートを吹くことはありません。そのくらい、今では手放すことができないお気に入りのアイテムになっています。
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