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File:18 | 受験あれこれ リンクスのフルートしくじり学

3月に入り、受験生の皆さんもひと段落する頃でしょうか。
今年はコロナ禍で例年にないご苦労もあったことでしょう。本当にお疲れ様でした!
今回は私たちの受験エピソード。トホホなしくじりがあちらこちらに……。

受験あれこれイラスト:松崎麻衣子

フルートアンサンブルLYNXこちらもご覧ください♪→『ママ演奏家 奮闘中!』第1回

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フルートアンサンブルLYNX,日本の歌

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Koike’s COMMENT

厳しいことで有名な東京藝術大学の入試ですが、今回は私達の入試の時のエピソードを交えつつお話していきますね。

藝大の入試はまずセンター試験があり、そしていよいよ1次試験。前もって課題として出されていたエチュード6曲の中から、当日2曲指定されて、暗譜で演奏するというものでした。そして、1次試験を通過した15人くらいの人が受ける2次試験。私たちの年はモーツァルトのDdurのコンチェルトと、フランスものやバッハなどから1曲。これが1番大切で、この2次試験の順位がほぼ合格に繋がる感じですね。2次試験を通過した9人が最後の3次試験に進みます。3次試験はピアノ、ソルフェージュ、聴音、音楽理論、面接、小論文と細々としたテストが続き、やっと最終合格発表で、7人合格するわけです。本当にお疲れ様……という感じです。

藝大の入試期間は非常に長く、20日間くらいあるので、実力はもちろんのこと、最後はメンタル、体力が非常に大切になってきます。あと、何としても合格するという意気込みですね! リンクスのメンバーも、私、リーダー佐藤、松崎は滑り止めなしで藝大しか受けていません。松崎に至っては1浪の時も藝大のみ。聞くだけで怖い……!

音楽学部の受験生は、ほとんど小さい頃から練習や本番を重ねて受験に臨みます。それでもほぼ全員が緊張しているのです。自分だけが緊張しているわけではない、皆条件は一緒だ! そして本番は必ず上手く行くに決まっている!と自己暗示をかけていましたね。私の場合は。

最後に面白いエピソードを紹介します。ある金管楽器の受験生の中で、専門の実技はピカイチだったのに副科ピアノが間に合わず、右手だけで弾いて落ちてしまったそうです(笑)。副科などは参考程度なのですが、やはり最低限のラインは超えてないと落ちてしまうのですね。
これから受験を迎える方々に、少しでも参考になればと思います!

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一、しっかり準備

一、本番は心身の健康第一

一、最後に全集中できる気力をのこしておく

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次回更新は2021年5月
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※隔月、奇数月の1日頃に更新いたします! お楽しみに!


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