画像

ザ・ナルマン・クラリネット・アンサンブルが伝授 やれば絶対にうまくなる基礎練習

Lesson12  音色 その4
 

「ザ・ナルマン・クラリネット・アンサンブルが伝授 やれば絶対にうまくなる基礎練習」は亀居優斗、三界達義、吉本拓、和川聖也の4名から成るザ・ナルマン・クラリネット・アンサンブルが、クラリネット愛好家に伝えたい基礎練習講座です。ロングトーンやタンギングなど上達に欠かせないコンテンツをメンバーがそれぞれ解説していきます。隔週の金曜日に更新していきますのでお楽しみに♪

 
○The Narmen Clarinet Ensemble
 

2018年、東京芸術大学と東京音楽大学の在学中に亀居優斗、三界達義、吉本拓、和川聖也の4人で結成されたクラリネットアンサンブル。2018年3月に初のコンサートを開催し、好評を博す。2019年にはドルチェ楽器と十亀正司氏の共同企画であるNEWSvol.6に出演し東京、名古屋、大阪の3公演を行なう。その他にも演奏会を重ね意欲的に活動中。前衛的なプログラムに挑戦している新進気鋭の若手クラリネット四重奏団である。2020年9月には、オペラシティリサイタルホールでのコンサートを開催する。

 

 

Lesson12 音色 その4─これだけは聴いてほしい音

皆さんこんにちは!The Narmen Clarinet Ensembleの吉本です。
今回のテーマは“これだけは聴いてほしい音”ということなのですが、実際のところは皆さんが良いなあ、と思うクラリネット奏者やオーケストラの演奏を聴いて欲しいと思っておりますので、僕の好きなオーケストラや奏者をご紹介したいと思います。もし興味がございましたら是非聴いてみてください!

 

♪オーケストラ作品

例えばオーケストラでは、アメリカのオーケストラが好きで好んで聴いています。その中でも特にジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団のベートーヴェンやブラームスの交響曲やオーマンディやネゼ=セガン指揮のフィラデルフィア管弦楽団もよく聴きます。数年前の来日公演でマーラーの巨人を聴いた時の感動が忘れられません。


★ピアノ協奏曲第5番『皇帝』、第3番 クリフォード・カーゾン、エミール・ギレリス、ジョージ・セル&クリーヴランド管弦楽団(1967、66年ステレオ・ライヴ)

【MR2610】Memories
[収録曲]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37/ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』


★交響曲第8番『千人の交響曲』 ヤニク・ネゼ=セガン&フィラデルフィア管弦楽団、ウェストミンスター・シンフォニック合唱団、他

【4837871】Dg
[収録曲]マーラー:交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』

♪クラリネットソロ、アンサンブル

クラリネット奏者では、例えばモーツァルトならチャールズ・ナイディックザビーネ・マイヤー、アンドリュー・マリナーなどをよく聴いています。他にもマイケル・コリンズのブラームスとライネッケのCDは特にお気に入りです。
また僕たちはクラリネットアンサンブルの演奏もしているので、Quatuor VendomeQuatuor Anches Hanteesなどの新進気鋭の四重奏団の音源もよく聴いており、自分たちの演奏会の選曲の参考にもしています。
とてもカッコいい曲がたくさん収録されているので、クラリネットアンサンブルをしている方には是非聴いていただきたいです。
他にもいろいろ聴きますが、今回は特に好きなオーケストラやクラリネット奏者を挙げてみました。


★ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番、第2番、ライネッケ:ウンディーネ、他 マイケル・コリンズ、マクヘイル

【CHAN10844】Chandos
[演奏]マイケル・コリンズ(クラリネット)、マイケル・マクヘイル(ピアノ)
[収録曲] ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1、ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2、ライネッケ:クラリネット・ソナタ ホ短調 Op.167『ウンディーネ』(原曲:フルート・ソナタ)、ライネッケ:序奏とアレグロ・アパッショナート Op.256

 

♪まとめ

今ではクラリネットに限らず様々なジャンルでCDやナクソス、YouTubeなどたくさんのメディアがあり、とても簡単に聴くことができるようになりました。特にYouTubeなどでは簡単に聴くことが出来ますし、僕自身もよく利用します。
しかし楽曲を勉強するために聴くのであれば、なるべくCDやナクソス等を利用することをオススメします。
理由はYouTubeでは様々な方の演奏があり取捨選択が難しいことと、音質も様々であるという点です。

今回は色々と僕の勝手な好みを申し上げましたが、やはり生の音には敵いません。
コロナで大変な状況ではありますが、落ち着いたら是非色々なコンサートに足を運んでいただき、皆さんのお気に入りを見つけてもらえたら嬉しく思います。生のライブでしか味わえない感動や発見がきっとあると思います!

 
 
 
 
今回の執筆者は……

吉本 拓 Taku Yoshimoto

関西学院大学社会学部を経て、東京藝術大学を卒業。卒業時に同声会賞を受賞。
また在学中に、東京藝術大学モーニングコンサートにソリストとして出演し、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。第29回宝塚ベガ音楽コンクール 木管部門入選。
第30回日本木管コンクール第3位。
平成30年度青山音楽財団奨学生、瀬木芸術財団海外研修奨学生。
これまでにクラリネットを藤井一男、山本正治、伊藤圭の各氏に師事。

 


次回の公開は4月16日(金)に、亀居優斗さんによる「スケール1 なんでいろんな調性を練習しないといけないの?」をお届けする予定です。お楽しみに!