THE FLUTE ONLINE 連載「岩崎花保のハッピーフルートライフ」

第8回インタビュー編「多久潤一朗とゲーム」

インタビュー第6回目は、フルートのあらゆる可能性に日々挑んでいる多久潤一朗さんをゲストにお迎えしました。
次世代型フルートトリオ「マグナムトリオ」や低音楽器を愛でる団体「メデルダン」を主宰するほか、Ensemble FOVEのメンバーとしての活動やテレビやCM音楽などのスタジオワークも数多く行なわれています。
そんな多久さんにゲーム愛をたっぷり語っていただきました!

 

岩崎
多久さんが一番最初にプレイしたゲームは何ですか?
多久
小学生の時にファミコンでやったスーパーマリオブラザーズが一番最初だね~。
岩崎
おおお!初代マリオ!!私はスーファミからだったのでファミコンは触ったことないんですよね……。(※ファミリーコンピュータの発売は1983年、スーパーファミコンは1990年発売で筆者は90年生まれです。)
ゲーム機はプレゼントとして買ってもらったんですか?
多久
確か、父親が突然買ってきたんだったと思う!
岩崎
え~!めっちゃいいお父さんじゃないですか~!ちなみに私の家のスーファミは父親が忘年会のビンゴで当ててきました(笑)。
多久
それも素晴らしいね(笑)。まあそんな感じで家にファミコンが来たんだけど、やってみたら楽しくて楽しくて……もうずーっとやっていたから母親にいつも怒られていたよ。
岩崎
小学生あるあるですよね。私もいい加減にしなさいと何度言われたことか……。
多久
家に親がいない時はとにかくずっとやっていたから、見かねた母親がゲーム機を家の中のどこかに隠すようになったんだよね。それでも見つけ出してやる。隠す、見つける。いたちごっこの挙げ句には最終的にパーツごとにバラバラに隠されるようになって……
岩崎
お母様も多久さんもどちらも必死ですね(笑)。
多久さんが録音で参加された作品の『ゼルダの伝説 夢をみる島』
多久さんが録音で参加された作品の『ゼルダの伝説 夢をみる島』

 

▶︎インタビューは、2ページ目に続きます

多久 潤一朗 junichiro taku(フルート)
無数の特殊奏法や民族楽器の奏法を駆使し自作自演を軸に活動中。
東京藝術大学在学時より現代音楽を中心に活動を始め、国内外の作曲家の新作初演を多数手がける。
ソリストとしてもこれまでに新日本フィルハーモニー管弦楽団はじめ数々のオーケストラと協奏曲を共演した。
また自身がリーダーを務める次世代型フルートトリオ『マグナムトリオ』は国内ツアーは元よりイギリスやカナダ、韓国、ロシアなど様々な国の音楽祭からオファーを受け招待公演を行なっている。TV、CMなどのレコーディングも多く、映画『海街diary』、大河ドラマ『おんな城主 直虎』、アニメ『ユーリ!!!on ICE』Nintendo Switch『スーパーマリオオデッセイ』『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』などに参加。最近は米津玄師『パプリカ』や『海の幽霊』などでも笛類を担当している。『低音フルートを愛でる団』主宰。

 

岩崎花保 Kaho Iwasaki

岩崎花保
岩崎花保

愛知県豊田市出身。
第15回日本クラシック音楽コンクール中学校の部全国大会第1位。
第61回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位。
第13回万里の長城杯国際音楽コンクール管楽器部門第1位をはじめ、様々なコンクールで入賞。
2012年豊田市文化振興財団より文化新人賞受賞。
小澤征爾音楽塾、浜松国際管楽器アカデミー、ロームミュージックファンデーション音楽セミナーに参加。
NHKのクラシック音楽番組「ららら♪クラシック」や「スコラ」などに賛助出演し、人材派遣の協力もしている。
学生時代から古楽の世界にも興味を持ち、トラヴェルソ奏者としても活動しているほか、朝♪クラ音楽ディレクター、コラムライター、コンサートの企画運営など、演奏以外の仕事もボーダーレスに行っている。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学を卒業。
同大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻を修了。
2019年より東京藝術大学管打楽科の非常勤講師として藝大ウィンドオーケストラの授業を担当している。

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