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片山士駿のNYジャズ便り 第5回

THE FLLUTE ONLINE 連載

新型コロナウイルスによる脅威に翻弄される日々が続き、早数ヶ月……。緊急事態宣言の解除、段階的な規制の緩和等、コロナ後の世界へ向けて徐々に歩みだしつつあるが、それに比例するかのように街では感染者の再増加も認められ、まだまだ一進一退の日々が続きそうな予感である。

この間、連日報道で繰り返される”夜の街”という表現、強調される”ライブハウス”での集団感染、それらを揶揄し安直に批判をするコメントに憤りを覚えたミュージシャン、ジャズクラブの経営者は決して少なくないはずである。無論僕たちも感染拡大に繋がるリスクを顧みず行動している訳ではなく、また多くのお店も換気や検温、客席の間隔を空けソーシャル・ディスタンスの確保等の対策を講じている。

もっとも、お酒や食事と共に音楽を楽しむジャズクラブでは、コロナ以前より飛沫の拡散や極度な”密”が生じる状況は極めて少ない。僕だって一度くらいは、ギュウギュウの客席からキャアキャア声援を受けちゃったりなんかしながら演奏してみたいものであるが、そんな状況はまず起こり得ないのである。お客さん同士の間隔にもゆとりがあり、まして対面で会話し飛沫が飛び交うような状況は起こりにくい環境であるのだから、個人が体調管理に努め、マスクをするなどの心掛けを失念さえしなければ、ジャズクラブは決して危険な場所にはなり得ないのではないかと僕は信じたい。


コロナもさることながら、梅雨の時期は楽器もタンポもベタァとして困っちゃいますネ

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片山士駿

片山士駿  (かたやま しゅん)
1995年 千葉県市川市出身。国立音楽大学ジャズ専修 首席卒業。Manhattan School of Music 修士課程在籍。第46回山野ビッグバンドジャズコンテストにて、最優秀ソリスト賞を受賞。第20回、第21回 太田市ジャズフェスティバルに於いてソリスト賞を受賞。National Flute Association主催 44th Annual Vonvention, Jazz Artist Competitionに於いて、同部門では邦人初のWinner Playerに選出。矢田部賞受賞。
ジャズを音楽的背景に持ち、自己のプロジェクトを行う他、様々なアーティストのレコーディングやライブのサポートへ参加している。現在ニューヨーク在住。YAMAHA Z アーティスト。これまでに池田篤、大澤明子、斎藤和志、Donny McCaslinの諸氏に師事。主な共演歴: 山下洋輔、佐山雅弘、井上 智、井上陽介、高橋 徹 等

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