■曲目/編成

サウンド・オブ・ミュージック メドレー1/（サウンド・オブ・ミュージック～ドレミの歌～私のお気に入り）/金管8重奏（Trp2, Hr2, Trb2, Euph & Tuba）

「ドイツ舞曲」より 第1番、第6番〈モーツァルト〉/金管6重奏（Trp2, Hr, Trb, Euph & Tuba）

■楽曲解説

「サウンド・オブ・ミュージック」：映画のオープニングのシーンで、美しく澄み渡ったアルプスでマリアが、自然と一体になって歌い上げる曲です。ハーモニーとのバランスに気をつけながら、いろいろなパートに顔を出すフレーズの断片を美しく演奏してください。そして最後の2小節は転調するハーモニーを感じながらdim.  e  rit.して、第2曲目へ移ります。
「ドレミの歌」：次は、一転して、リズミカルで明るい「ドレミの歌」です。
映画では「ドレミの歌」はザルツブルクの様々な景色をバックにマリアが子どもたちとかけ合いで歌います。全体に軽やかに動きを持って、伴奏型のリズムが重くならないように、旋律とのバランスに気をつけてください。Euph.にでてくるカウンターラインやTb.のオカズもバランスよく演奏してください。
「私のお気に入り」：3曲目に登場するのは、マリアが雷をこわがる子どもたちをなだめながらうたう「私のお気に入り」です。この曲はジャズなどにも編曲されて演奏されることの多いお洒落な曲です。3拍子をリズミカルに演奏してください。スタッカートを軽やかに聴かせる部分と、スラーを効果的にメロディアスに演奏する部分のコントラストをつけて。伴奏型の違いにも留意してください。94小節からはaccel.し華やかにしめくくります。

W. A. モーツァルトは小管弦楽曲のドイツ舞曲（ワルツ風の3拍子の舞曲）をいくつか残しました。主に1791年の舞踏会の季節である2月に作曲されました。原曲は基本となるバイオリン12とバスの3部編成になっており、これは古典時代までの管弦楽に多い編成です。今回はドイツ舞曲の中から、金管アンサンブルでも演奏効果のある2曲を選び、少人数の合奏用に編曲されたものをもとに編曲しました。