雑誌連動やオリジナルコンテンツ、ニュースをお届けします 新着・おすすめ記事コンテンツ。
読みやすく情報をお届け。最新号・バックナンバーから探す。
吹きたい曲を探そう。人気楽譜を探す。
雑誌やオンラインでご紹介したグッズ。おすすめ・人気商品から探す。
体感・参加すると見えてくる。開催予定のイベント・ワークショップ・セミナー│イベント一覧をみる
いろいろ楽しめる。定期購読・定額有料会員コンテンツサービスはこちら。
クラシック│ポップス│ジャズ│FUSION│FUNK・R&B/ソウル│ワールド・ラテン・ボサノヴァ ラブ・ウエディング│クリスマスソング│アニメ・ゲーム│映画音楽・TV・サントラ│ヒーリング・リラックス│民謡・フォーク│その他
ジャズ・スタイルをコンサート・ピースに取り入れたということだけでなく、演奏者が練習と本番の両方において常にクリエイティヴな姿勢を保つことの要求される、ドラマティックでやりがいのある作品として高い評価を受けています。アドルフ・サックス国際コンクール(Adolphe Sax International Conpetition)の課題曲にも選ばれるクォリティを誇る本作品は、クラシックとジャズのクロスオーバーとして作曲されました。楽譜にはジャズ・ス タイルのアーティキュレーションやアクセント、装飾がふんだんに表記されているので、クラシック・プレイヤーが楽譜とともにジャズのフィールを学ぶ素材と して最適です。 楽章によっては即興的な演奏のできるセクションもあるので、作品の中からテーマやリズム、ハーモニーの要素を自由に選び、あなたなりのソロを創る練習とし て活用することもできます。インプロヴィゼイションでの演奏に慣れたジャズ・プレイヤーにとって、ピアノとのデュオという編成は非常に新鮮に聞こえるで しょう。クラシック的な美しいハーモニー構造や異なるリズムの解釈をあなたのプレイに取り入れ、テクニックの向上を図る格好の素材となるでしょう。
定価: 2,940円 (税込)
第1楽章は流れるようなピアノのアルペジオと音数の少ないアルト・サックスのメロディで始まり、アッチェレランドのついたオスティナートが36小節めから 始まるビバップ・ジャズ・フィールへの推進力をつけます。タンゴのようにも聞こえる熱情的なジャズ・セクションながら、自在に変わる拍子とリズム、さらに メジャーとマイナーを行き来するような独特の調性感がクラシック・プレイヤーの知的好奇心をかきたてます。クラシックとジャズのクロスオーバーという表記 どおり、どちらのプレイヤーにも、どちらのオーディエンスにも耳なじみのあるサウンドとして完成しました。 第2楽章は近現代のクラシック音楽を思わせるピアノのオスティナートに、スロー・テンポのジャズ・バラードのようなサックスのフレージングが重なります。 メロディの粒の美しさが冴える第2楽章では、レガートなラインにクリアな強弱とアーティキュレーションが加わり、フリー・ジャズのようなフィニッシュを迎 えます。 第3楽章、第4楽章と進むごとに曲想は近現代やフリー・ジャズを彷彿とさせる浮遊感を帯び、インプロヴィゼイションの箇所が増えることで曲に対するアプ ローチも自由にできるでしょう。プレイヤーのバックグラウンドやフレーズの創りかたによって、あらゆる表情をつけることが可能です。 冒頭には「解釈と演奏についての注釈」が添えられており、4楽章のそれぞれに対する演奏上の注意点や解釈が詳しく説明されています。 Phil Woodsの言葉を引用すれば、最も重要なことは演奏者が作品の創造に参加し、そして楽しむことです!
Sonata for Alto Sax and Piano